近年、築30年以上ともなると屋根の雨漏り等の心配も始まりますね、中には最近点検等を装って無謀なリフォームなどの営業もあるので
屋根のことについて考えてみます。
屋根は瓦又はコロニアル?
瓦とコロニアル屋根は、それぞれ異なる特性を持ち、選択する際にはいくつかの重要な要素を考慮する必要があります。
- 耐久性: 瓦屋根は非常に高い耐久性を誇り、その寿命は50年から100年とされています。これに対し、コロニアル屋根は約20年から30年の耐用年数が一般的です。したがって、長期間住む予定の方には瓦屋根が適しています。
- コスト: 初期費用に関しては、コロニアル屋根が安価であるため、初期投資を抑えたい方には魅力的です。しかし、長期的には瓦屋根の方がメンテナンス費用が少なく済むため、トータルコストでは瓦が優位になることがあります。
- メンテナンス: 瓦屋根は基本的に塗装が不要であり、長期間その美観と機能を維持できます。ただし、漆喰や棟瓦の点検・補修は必要です。一方で、コロニアル屋根は定期的な塗装が必須であり、ひび割れや劣化が進行しやすいため、10年ごとのメンテナンスが推奨されます。
- 耐震性: コロニアル屋根は軽量であるため、地震時の耐震性に優れています。瓦屋根はその重量から耐震性に不安がありますが、防災瓦など軽量化された製品も存在します。
これらの要素を考慮すると、選択肢は居住地域や個々のニーズによって異なります。耐久性や長期的なコストを重視するなら瓦屋根が適しており、初期費用や軽量性を重視するならコロニアル屋根が良い選択となるでしょう。